うつ病、そして休職へ
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奮闘日記
うつ病
精神科医にそう診断された。
とあるソフトウェア開発会社に入って10年。
もともと「何かを作る」ということが好きで、なにもないところから素敵なものを作れるソフトウェア業界と言うのは憧れの業種だった。
会社に入って数年間はいっぱいいっぱい勉強して、ようやく仕事としてのプログラミングが出来るようになった。
自分が成長しているのも楽しかったし、仕事自体も有意義なものであった。
それが、30代中盤に入るとどうだろう、仕事としてはいわゆる「管理」が多くなり、若い人材を動かしていく、仕事を回す、そういう業務内容になってきた。
まぁ、それはごくごく自然なこと、一般的なことであると思う。
年齢とともに仕事内容は変化していき、どんどん「現場」から離れていく。
いつの間にか会社ではVC(ソフトウェア開発ソフト)よりもExcelを開いている時間が多くなってきていた。
徐々に大きくなるプレッシャー、重くなる責任、遠のく現場。
そんな中、何をやっていた時だっただろうか? ふとした考えが頭をよぎった。
やりたいことと仕事がかけ離れてきている。
そう考えると将来がとても不安になった。
私ははっきり行ってプレッシャーに強くない、人に怒られることも大嫌いである。
それなのに、これから先、何十年もプレッシャーに耐えて、人に怒られ続けなければならないのだろうか?
しかもそれが全くやりたくないことなのに……
それからの「崩壊」は早かった、溜まっていたストレスが急に体への症状として現れ始めたのだ。
めまい、吐き気、不眠……
出勤中何回か休憩しないと会社に辿りつけないような状態にもなった。
一番きついのは日曜日で、月曜日のことを考えるだけでめまいがした。
病院の精神科に通い、薬ももらった、パキシル、エチカーム。
それでも会社に行き続けた、「みんなそうしてる」「悪いのは自分」。
正直、通勤中にぶっ倒れて、意識不明になって病院に運ばれたらどれだけ楽だろう、と毎日考えていた。
そんな中、とある事件が起きた。
いや、私にしては事件だったのが、当の上司にとっては何気ない一言だったのだろう。
「永田さん、健康診断でうつ病の相談とかしてないですよね? 会社にバレるとまずいんで……」
バレるとまずい?
正直耳を疑った。
何がまずいのだろうと考えるとそれは「上司としての立場がまずい」ということである。
どうやら上司としては、私がうつ病の状態で有ることは会社に隠しているらしい。
上司は味方ではなかったということだ……
そして私は
「休職したい」
という旨を、会社に届け出ることになる。
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