プロのカメラマンとして仕事をするということ
公開日:
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最終更新日:2015/03/31
奮闘日記
タイトルがちょっと大げさ? 誇大広告?
まぁ、それはさておき、思いつきでサラリーマンを辞めてフリーカメラマンになったのだが、いざなってみると「サラリーマンって」いいなぁ、って思うことも多々ある。
まさに隣の芝生は青いのだ。
まず。
「体調不良で休めない」
サラリーマンには「有給」というものがある、体調不良になったら休むことができるのだ、しかも給料までもらえてしまう。
個人事業主として仕事をすると、当然休んだら給料はもらえない、さらにプロカメラマンになると休むことさえできないのだ。
なぜなら、依頼された撮影日は基本的にずらすことはできない。
「すみません、風邪ひいたんで今日の挙式延期してもらえませんかねぇ……」
なんていうことはできないのだ。
フリーランスになるということは、病気ができないということでもある。
まさに、体が資本。
「税金関係を全部自分でやらないといけない」
サラリーマン時代には会社に「総務」やら「経理」やらがあって、税金に関する事はほとんど無知でもOKだった。
年に1回「年末調整」やらを提出するくらいが税金を意識する機会だった気がする。
(それすらかなり面倒くさいと思ってたが……)
フリーランスになると自分でその「総務」やら「経理」やらの仕事をしなくてはいけないのだ。
税金、法律に関しては。
「いやー、知りませんでした!」
では済まないのである。
知らないだけで犯罪者になる可能性があるのだ。
私は税金に関しての知識が全くないので大変困った、ってか今でも困ってる。
「失敗は許されない」
特にプロカメラマンとして何が重要かといえば「失敗ができない」ということがあげられる。
これは上記の「体調不良で休めない」とも似ているが、ブライダルや七五三など、プロとしての撮影は取り返しがつかない場合が多い。
データのバックアップは万全にしておかなくてはいけないし、電池は大量に用意しておく必要がある(eneloopには寿命があることを忘れずに!)。
電車遅延で遅れることも許されないし、渋滞でなんかはもってのほかだ。
プロの仕事としては、いかに失敗をしないか(失敗を「減らせるか」ではなく「しないか」)が重要になる。
万が一も起きてはいけないのだ。
続く……
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