休職中のおいしいところ
公開日:
:
奮闘日記
かなり勢いで「休職します」とは言ったものの、改めて考えると不安なことはいっぱいあった。
もちろん一番の不安点はお金である。
休職=働かない=収入がなくなる
ということである。
正直貯金もそれほどなかったので、「バイトでもせなあかんのやろか?」と思っていた所、世の中は少し優しく出来ているらしく
傷病手当
というのが健康保険から出るらしい。
これは病気で働けなくなった場合に前年度の所得を参考に、給与の3分の2程度手当が出るというものだ。
この3分の2というところには残業代も含まれるようで、前年度、鬼のように残業しまくっていた私としては、結構な額がもらえることになった。
正直、こんないいものがあるならもっと早く休職しておけばよかったと思ったね。
働かなくてもお金がもらえるんだから。
兎にも角にもこれで私と嫁と息子は路頭に迷わなくて済んだわけで、私としても治療に専念が出来た。
休職してしばらくはそれほど状態は良くならなかった。
治療と言ってもうつ病の場合、ただただ休む、ということしか出来ないのである。
そうなると、どうしても
「働かなくてもいいのだろうか?」
という罪悪感が生まれてくる。
医者に言わすと、この罪悪感というのがストレスになっているらしい。
症状が軽くなってきたのは、休職後2ヶ月ほどしてからだ。
このくらいになると、罪悪感も薄れてきて徐々に「働かないのが当たり前」な自分になってくる。
となると次に考えるのが、
「働くってなんなんだろう?」
ということである。
もともと「作る」ということが、大好きでプログラマーになったのだが、先のようにこの年齢では「作る」ということには従事できないらしい。
「好きなことは仕事にできないのだろうか?」
「みんなが我慢して働いているのだろうか?」
人生、特に「働く」ということに関していろいろ考えた。
こんなに深く考えたのはおそらく生まれて初めてだ。
そんな中、途方も無い考えが生まれたのである。
スポンサー
関連記事
-
口紅は何本持っていますか?
色は写真の第一印象 さて、月に一回の写真教室に行ってきた。 今回のテーマは「色」 前も
-
八方ふさがりカメラマン
プロカメラマンからおすすめされた「ポスティング」作戦は空振りに終わり、自分で考えた「webページ作成
-
登録カメラマンの募集を始めてみた
しつこいようだが、永田フォトのWebページアクセスは1日10件程度である。 Webページを更新し「
-
個人事業の開業届と青色申告
個人事業主、フリーランスになるには税務署に届けが必要になる。 こっそりやることはNGなのだ。 ま
-
なめとったで証明写真
写真というのはシャッターを押せば老若男女誰でも撮れるものである。 初めてカメラマンとして訪れた
-
過労死、うつ病、思うこと。「残業時間」は直接の要因ではない
元々このBlogを立ち上げた時、私はうつ病から少しずつ回復の兆しを見せていたときでした。 サラ
-
税理士さんと契約してきた。
先日は紹介して頂いた税理士さんとの面接だった。 紹介元はここ。 ワンストップ対応
-
肖像権とスナップ写真
私は法律家では無いので、「へーそうなんだー」くらいの話で聞いていただきたい。 日本にはいわゆる
-
個人事業として新たな試み
現在のところWebへのアクセスは1日10件程度である。 アクセス自体はまだまだ少ない、実際の仕事依
-
再び修理に旅立ったvanguard The heralder 51T
2016年5月に購入した vanguard The heralder 51T  
スポンサー
- PREV
- うつ病、そして休職へ
- NEXT
- カメラマンになる決意表明