プロカメラマンとしてシャッターを切る事は責任
プロのモデルを撮る場合と素人さんを撮る場合の違い
企業やグループが開催している撮影会ではプロのモデルさんが呼ばれて、撮影させてもらうことが多い。
また、個人的に友人などに頼んでモデルを依頼して撮影させてもらうこともあると思う、当然被写体さんは素人だ。
上記二つの出来上がりを比較すると、なんだかプロのモデルさんのほうが出来が良かったり感じることはないだろうか?
まぁ、プロのモデルさんというくらいだから、それなりに容姿端麗だと思われるので、その点の違いは多少あるかも知れないが、それを差し引いても出来に差が出る場合がある。
とある写真評論家の方と雑談しているときに、
「モデルはプロを使わなくちゃだめだ」
という旨の言葉をいただいたことがある。
最近それが少しずつ理解できてきたような気がする。
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プロのモデルさんの場合
プロのモデルさんの最大の武器はその容姿やスタイルではなく「ポーズを知っている」という点にある。
ポートレートには当然「ポーズ」というものが存在し、「ポーズ」によって写真のイメージはがらりと変わるのだ。
明るいポーズ、悲しいポーズ、怒りのポーズ……
プロのモデルというのはこれらの「形」を理解しているのだ。
また、自分の綺麗に見える「形」も理解してる。
写真においてこの「形」は非常に重要であり、写真の出来に大きくかかわってくる。
素人のモデルさんの場合
では、素人の被写体さんの場合はどうするか?
当然彼女ら(彼ら)は「形」を熟知しているわけではない。
となると、カメラマンが指定してあげる必要があるのだ。
当然カメラマンにその「形」の理解がなければ、指示することはできないし、いい写真を撮ることはできない。
撮影会はプロのモデルさんから技術を盗める絶好の機会
もし撮影会などでプロのモデルさんを撮影する機会がある場合、モデルさんのポージングを注意してみてみよう、そして盗もう、自分のものにして次回友達を撮るときに指示ができるようにスキルアップするのだ!
シャッターは最後の一手
上記を踏まえて考えると、カメラマンというのはすべての結果にOKを出す存在といっても過言ではない。
露出や構図などカメラに関する部分はもちろんとして、それ以前のすべての選択についても責任を持つ必要がある。
例えば、「ロケーションはここでいいのか?」「ヘアメイクは今のままでOKなのか?」「モデルのポージングは作品の意図にあっているか」などなどすべてのことをチェックしなければならない。
カメラマンがシャッターを押したということは、これらすべてがOKだったということなのだ。
【123RF】
カメラマンの必要スキル
ということは、カメラマンの必要スキルってなんだろうか? と考えてみる。
カメラを扱えることは言わずもがなとして、ヘアメイクやポージングについても知識を広める必要がある、知識がないとNGが出せないからだ。
上記はポートレートに関して記載したが、風景写真家の場合は当然自然や植物に関する知識も必要になってくるだろう。
カメラマンには幅広い知識が求められる。
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