ひたすらバイト探し
公開日:
:
最終更新日:2015/03/03
奮闘日記
世の中というのは中々に世知辛い。
36歳のなんの経験もないおっさんには、そうそう希望の職種を与えてはくれないのだ。
たまに
「未経験者歓迎、こちらで指導します」
みたいなところもあるのだが、そういう方が望んでるのは、もっと若い人のようである。
それなら、そう書いておいてくれればいいのに……
しかし、ここで諦めるという選択肢はない。
なんせ、収入がなければ死んでしまうのだ。
検索検索……
先も言ったように、バイトのほとんどはブライダル関係だ、しかしこの日たまたま目に留まったのが、
「証明写真撮影」
ふむ、証明写真って街中に置いてあるボックスのやつだろ?
確かに店内でも撮影できます、っていうとこはよくあるけど、そんなにカメラマンの需要があるのかな?
まあ、とりあえず私に選択肢はない、電話をして面接にこぎつけた。
店舗に行ってみると写真屋さんというよりは美容院、サロンのようなおしゃれな感じだった。
スタッフもみんな若く、面接官も私と同じくらいか、少し上といった感じだった。
面接してて10分くらい経つと、
「では、こちらで少し実技をしてもらえませんか?」
と、言われた。
案内された先にはパソコンとペンタプが置いてあった。
「では、この写真をレタッチしてみてください」
提示されたのは1枚の証明写真だった。
大学時代に趣味でCGを書いていた私はPhotoshopとペンタプの扱いには慣れていた。
また、コスプレ写真をずっと撮ってたので、肌のレタッチ、いわゆるお肌ちゅるちゅる作業は少し心得があった。
スタンプツール、パッチツールを駆使し一通り完了。
「こんな感じですかね?」
と言うと面接官は少し困った顔で、
「仕事としてはコレを3分でやっていただきます」
3分?? そんなに早くする必要があるのか。
余裕で10分くらいかかってしまった……
その後、面接としては当たり障りのないことをやりとりして終了。
正直、うまくいったのかわからない、つかみどころのない面接だった。
帰り道は3分という言葉が頭を回っていた。
やっぱ仕事をやる上で、スピードっているよなぁ。
ちょっと練習してみようかなぁ?
とか考えていると……
ヴーヴー
と、ケータイのバイブが……
画面を見ると見知らぬ番号だった。
「はい、もしもし永田です」
先方の内容を要約すると、
「月曜日から来てください」
ということだった。
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